★諸注意★
・東京鬼祓師で、主人公×壇です。
・主人公の名前はデフォルトの「七代千馗」。
・壇LOVE、壇一番で、優先順位の最上位はいつも壇な主人公。
・壇も満更ではないが、恥ずかしいので唯の『親友』と言い張っている。
・二人の関係は周知の事実。
・ラブ度低めな上かなり短めですが、それでも宜しければ続きからどぞ。
昼休み。
巴に付き合って生徒会室に資料を運んだ帰り、なんとなく屋上に行って見れば案の定。燈治が屋上の隅で丸くなっていた。
轟々と風が顔や髪を嬲る中、彼がどうして寝ていられるのか、千馗には不思議でならない。
昼飯は、とか、風邪引くぞ、とか、掛ける言葉は色々あったのだろうけれど、傍に寄って覗き込んだ顔が常より格段幼く見えて、思わず千馗はそのまま隣に座り込んだ。自分とは反対側を向いて背を丸めている燈治の肩を引っ張って半ば無理矢理寝返りを打たせる。猫のように柔らかな髪が額から零れて顔が鮮明になった。
うん、と言葉とも溜息とも取れるような声を出して燈治の腕が動き、何かを探すような素振りを見せたかと思いきや、千馗の制服の上着を緩く握って、ころりとこちら側へ転がってきた。
そのまま満足そうにまた寝息を立て始める燈治を、千馗はぼんやりと見下ろした。
「わお…」
習いたての英語を使う子供のように呟いて、千馗は携帯を取り出した。
――――午後一フケます。
本文にそう入力し、カメラモードに切り換えてパシャリと目の前の現実を撮り残す。そのまま画像を添付して送信ボタンをあっさり押した。送信完了の文字を確認してから暫くして、二人とも風邪引かないでね、とハートマーク付きで返事が来た。それに、どうかな、と笑って上着を脱ぐ。
無いよりはマシだろ?、と燈治の肩に掛けてやりながら、千馗は両手で顔を覆って空を見上げた。
「不味いってぇ…」
くぐもった声は、あっさりと風に負けて消えた。
本家のMEMOの方に載せていたもの。折角なので再あっぷ。
「襲って欲しいんですか燈治さん?」な七代氏。かまって欲しくて悪戯したけれど、まさかそんな可愛い反応返って来るなんて!!!
このまま燈治が起きるまで七代は隣で正座です。据え膳です。寝言とか聞いて心の中で身悶えたりしてます。
起きたら膝枕なんかされてて「何だこの状況?」ってなります。「風邪引くぞ」
って言われて疑問だらけで頷いたりします。寝呆けてる!(笑)
そして何事もなかったように二人でカレー屋直行です。
いつも大抵そんな二人。
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