・東京鬼祓師で、主人公×壇です。
・主人公の名前はデフォルトの「七代千馗」。
・壇LOVE、壇一番で、優先順位の最上位はいつも壇。
・壇も満更ではないが、恥ずかしいので唯の『親友』と言い張っている。
・二人の関係は周知の事実。
・主人公死にネタです。バッドエンドネタです。
・10月現在で六話までしか進めていない管理人の妄想爆発ですが、それでも宜しければ続きからどぞ。
――――一目惚れでした。
そう言った俺に、燈治が顔を伏せた。耳が赤くなっている。
「一目で恋に落ちました」
好きです。
俺のモノになって下さい。
燈治が俺の顔に弱い事を知っている上で、ここぞとばかりに柔らかく笑う。伊達に女顔やってません。
「俺はお前のモノになってやれないけど…俺の一番は燈治にあげるよ」
酷い事を言っている。
燈治の肩が、拳が、顎が震えていた。
「好きだ。燈治が、好きだ」
ごめんな。
これは最期の我が儘です。
遺していくお前への、我が儘なんです。
忘れないで欲しくて、足掻いているだけなんです。
巴や御霧に、甘えてんじゃない、って言われそうだな、なんて考えが頭を過ぎったけれど、最期なんだから、良いよな?
「忘れろなんて、絶対に言わないから」
ずっと、ずっと、覚えていて。
こんな酷い馬鹿野郎を、絶対に忘れないで。
ぽろりと、燈治の顎から雫が滴り落ちた。
途端に俺の涙腺も緩む。今泣いたら駄目だ。意味がない。頑張れ俺。
叱咤するように拳を握ろうとして、初めて自分の手がガチガチに固まっていたのを知った。あーあ、格好つかないじゃないか。
「――燈治、俺の事見て?」
俯いた顔ばかりじゃ狡いよ。
最期なんだから、良く見せてくれ。
頬に触れると、ゆるゆると顔が上げられた。歯を食いしばったその表情に、俺の目からも堪え切れずに涙が溢れた。名前を呼ぼうとしたら嗚咽が飛び出しそうになったから、慌てて口を噤んだ。
キンキンと耳鳴りが聴こえ始めて、ドクドクと米神の辺りが脈うった。
顔を乱暴に拭う燈治の腕を押さえて、やっとこさ笑みを作る。
「…………とぅ、じ…っ」
こつんと額と額を合わせる。燈治はもう声を殺せていなかった。
「あいしてます」
――――だから、覚えていてね。
お前を一番だって言った馬鹿な奴の事を。
案の定返事は、ばかやろう、の嗚咽一つきりだった。
痛い主人公で失礼致しました。
ていうか私の頭がイタイって?知ってます。再確認。
軽く不幸へ道連れチックな七代さん。自分が死んで終わるなら、って割り切っているけれど、『自分が確かにいた』っていう事実が無くなる事が嫌なのです。好きな人に、ずっと覚えていて欲しいのです。
なので、本当に巴さんやミギーが怒鳴りそうな事ばかり言ってます。
燈治はと言うと、「どうして諦めるんだ」「どうしてお前が死ぬ以外に無いんだ」「どうして俺は何もしてやれないんだ」などなど、どうしてだらけになっているんじゃないかなぁ、と(妄想炸裂)
お互いにボロボロ泣くとか凄い好きです。そんな理由もあってか、二人とも号泣。
周りに白と雉明辺りいそうですが、凄い気不味い。「す、すまない…」って雉明も号泣すれば良いよ(こら)
死にネタは体力使うのであまり書かないのですが、なんでか最近七代に関しては死にネタばかり浮かびます…。ごめん七代。
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